K-WORK STYLE ー K-PROVISIONのヒト・働き方

Chiaki Sano デザインカンパニー
プレジデント
2012年新卒入社(美術学部 建築科卒)

DESIGNで
生きていく

入社7年目、デザインカンパニー設立

2019年4月、Kプロビジョンは事業部制からカンパニー制へ経営スタイルをシフトしました。同時に私は、デザインカンパニーを設立、新事業をスタートさせました。
動き出したのは、前年の2018年秋から。カンパニー制への移行に向け、新カンパニーの設立機会が与えられたのです。
はじめは“新事業やるなら何やりたい?”というお題に相当頭を悩ませました。
企画・営業・製作・執筆・撮影・デザイン・・・これまでやってきたことのなかで、何を生業にしたいか?と考えて出てきた答えが「企画(コンセプトメイク)」でした。
そしてもう一つあきらめたくなかったのが「見た目のカッコよさ」を追求すること。
“コンセプトメイク=形なきデザイン”と“コンテンツデザイン=形のデザイン”。この2つに特化し、Kプロビジョン全体の企画・コンテンツ品質を上げていく。デザインカンパニーの事業スタイルがみえてきました。

いいデザインにはいい写真が必須。ときには自ら取材に行き撮影もします。写真は北九州でたこつぼ漁を取材したときのもの。右でカメラを構えているのが私です。獲(撮)れ高、ばっちりでした

BtoBコンテンツだからってダサくていいわけがない

Kプロビジョンに入社したのは、自分が好きな建築の世界の魅力を、多くの人に伝えてゆける仕事だと思ったから。
でも実際に働き始めて思ったのは、カッコいいと思えるコンテンツが少ない・・?広告なのになんか地味・・!ということ。
当社のクライアントである建設・産業分野の企業は質実剛健が美徳。デザインしても「カッコつけるのにお金はかけられない」なんて言われちゃう。それよりもこの白い部分(余白)使って、もっとたくさん情報載せてよって…余白の美、通じず(笑)。モノづくりの現場の厳しい現実を思い知りました。
3年目に社長直轄の企画ブランディング室に異動し、そこで一年間、自社の広報やブランディングなどを推進する、貴重な機会をもらいました。
当社の社長ってまさにプレイング・マネジャー。どうやったらクライアントを感動させられるかをいつも考え、そのために自分がカッコいいと思えるものを全力でつくっている。そんな社長の姿から、まだ成熟していないBtoB広告の世界にこそ、ONLY ONEのいいモノをつくるチャンスがある、と気が付きました。
事業部にもどってからの3年間は、“CREATIVE CORE”の精神でモノづくりに没頭しました。クライアント自身も気がついていない魅力を、デザインで表現していく。見せかけのカッコよさじゃなく、クライアントを説得できるデザインを追求してきました。

役員と各カンパニーのプレジデントで行われる幹部会。カンパニーを立ち上げるとKプロビジョンの名のもとに好きなことができるわけですが、同時に、それを続けるために、会社全体の経営を考えることも仕事になります

カンパニー経営というデザイン

話を戻して、2019年1月、新事業提案のプレゼンを経て、無事、カンパニーの立ち上げが決まりました。私に事業部単位の運営経験がなかったため、いまはプレジデントを社長に兼任してもらい、そのもとでカンパニー経営を行っています。
経営者として考えるべきことやるべきことは想像以上に多く・・コンテンツ制作に関わる時間は減っていますが、今は自分のカンパニーをどうやって輝かせていこうか、考えることが楽しい。企業理念や経営方針を考えることは、形なきデザインです。それを浸透させるためには表出すること、つまり形のデザインも必要。もともと経営者思考のなかった私が、経営に楽しさを見出せたのは、経営ってデザインプロセスと一緒、という実感が得られたからだと思います。

建築写真家 山田新治郎氏との撮影現場にて。その道のプロと真剣にモノづくりに向き合う時間は最高にクリエイティブです!

K-WORK STYLE

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